白滝有機産業の炭化技術
エネルギー自立運転が可能
白滝有機産業の炭化装置は、外熱式のロータリーキルン(回転炉)で、エネルギー自立運転が可能です。
エネルギー自立運転とは、装置の立ち上げ時の数時間、キルンの温度を上げるため重油を燃やしますが、一旦温度が上がった後は、原料の熱分解(炭化)で発生する揮発分(ガスなど)を燃やすことにより、炭化運転を継続する仕組みです。
運転開始時以外は外部から燃料を供給する必要がないためエネルギー自立型炭化装置といわれ、従来、エネルギー利用が困難であった水分の多い有機性廃棄物のエネルギー利用を可能にし、CO2排出量を削減できる画期的な技術です。
有機性廃棄物が炭化物に
この炭化技術は、弊社と(公財)新産業創造研究機構さまとの共同開発であり、装置導入にあたっては「経済産業省/低炭素社会に向けた技術シーズ発掘・社会システム実証モデル事業」に採択いただき、関西大学、兵庫県立大学、兵庫県立工業技術センターや兵庫県立農林水産技術総合センターの協力を得て実用化したものです。